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2019年のいま、20代30代の若者をWEB・SNSで集客する9個の方法【無料あり】

By Shiho Kambara17 min read

20代・30代のいわゆるミレニアル世代は、思春期をスマートフォンやSNSのある環境で過ごし、従来の世代とは大きく異なる購買行動を持っています。そんな若い世代に対して、どのようにWebでアプローチしたら良いのでしょうか?方法をまとめました。

ネットで発信する側・売る側に立つのがあたりまえのミレニアム世代

ミレニアル世代とは、2000年以降にハタチになる世代のことで、主に1980年代から1990年代にかけて生まれた、現在20~30代の若者を指す言葉です。

この記事を書いている私自身も、1994年生まれなのでミレニアル世代ですね。

この世代は、小中学生の時からケータイを持っていたり、思春期はSNS漬けだったりと、インターネットサーフィンをするだけではなく、活発に情報発信をおこない、その前の世代とは全く異なるインターネットの利用をしています。

(筆者もケータイは10歳のときから持ち、Twitter, facebookは中学生のときに始めました)

それゆえ、オンラインでの情報収集が洗練されており、買い物、受験、遊び......。生活のあらゆる側面で、事前に口コミやSNSをチェックする傾向があるのが特徴です。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社によるによると、 [^1]

「商品やサービスのレビューを必ずチェックする」と答えたのは、女性85.6%、男性76.6%。さらに、「購入する際に最安値をチェックする」と答えた人も全体で86.3%と高い数値になっています。

この若い世代は、リアル店舗があったとしても、「WEB上での評価」が伴わないと、そもそも来店すらしないことも......。

今回の記事では、Webでミレニアム世代に効果的にリーチする方法をご紹介します。

ユーザー投稿型キャンペーン

allhawaii.jp より引用
allhawaii.jp より引用

ユーザーに、商品のレビューや写真、動画をユーザー自身のInstagramやTwitterで投稿してもらう方法です。

レストランやカフェなど、リアル店舗がある場合、「Instagramに 店名をタグ付けて投稿してくれたら、ドリンク一杯無料にします!」などのキャンペーンをやっているお店も多いです。

seasideliving-zushi.com より引用
seasideliving-zushi.com より引用

ミレニアム世代は、インスタグラマーやYoutuber、自分がSNSをフォローしているトレンドに敏感な友だちなど、「真似しやすいオシャレさで、自分にとって身近なお手本」を見て消費行動を取ることが多いです。

そのため、Instagram, Twitterなどで行う、「タグをつけて投稿!」などのキャンペーンで、「同世代がオススメしている」「あのオシャレな人も行っている」というのは非常に効果的です。

この手法のいいところは、単にユーザーのフォロワーに商品名やサービスを広めてもらえるだけでなく、ユーザーの投稿を、公式アカウントでリツイートしたり、ホームページに埋め込んで紹介することによって、「お客様の声」として紹介できるコンテンツを得ることができる点です。

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「公式アカウントにRTしてもらって自分のSNSのフォロワーを増やしたい」というモチベーションのユーザーもいるので、公式アカウントがない方は作成して、人気そうな投稿はリツイートするようにするのがオススメです。

ストーリーをシェアして購買を促す

伝統工芸や、NPOなど、ソーシャルグッドと関わる分野の団体で特にマッチするのが、ド直球に自分たちのストーリーと、得たお金が何に使われるのかを等身大の言葉でシェアし、共感を生む方法です。

日本モンキーセンターは、飼育スタッフが描いたイラストのTシャツを販売。「貧乏なのでスタッフの作業着か買えない」という状況を率直に発信したところ、Twitter上で「応援したくなる!」と反響を呼び、1万人以上からリツイートされました。

そのキャンペーンの反響の大きさから、多数のネットメディアに取り上げられ、モンキーセンター自体の知名度も向上する結果となりました。

LINE@で身近な存在になる

Unsplashより
Unsplashより

LINE@(ラインアット)は、LINEアプリに一斉送信や自動応答機能を追加したものです。

LINEは20~29歳が最も利用しているSNSです。 そのため、メールよりも、LINEのほうが問い合わせしやすい、というユーザーも多いです。

実際にLINE@公式ブログ[^2]によると、実際にメルマガと比較した時、開封率が10倍〜20倍であったという事例も多数存在します。

弊社の制作案件の中でも、WebサイトにLINE@でのお問い合わせ動線を加えただけで、問い合わせ数が大幅に増加したという事例があります。

LINE@だと、問い合わせフォームのお名前やメールアドレスの入力のような、ユーザーの入力が発生せず、スムーズにアプリに遷移できるため、コンバージョン率(問い合わせなどが起きる割合)が高くなりやすいのです。

LINE@公式ブログの芝浦工業大の事例より引用
LINE@公式ブログの芝浦工業大の事例より引用

独自のメニューボタンをメッセージ画面に表示して、やりとりを簡易化する機能や、特定のキーワードに対して反応する自動応答機能もあります。

そのため、メッセージのやり取りにコストが避けない場合でも、チャットボット(人間ではなく、プログラムが定型文を返信するアカウント)のような出し方をすることもできます。

若者割引

Photo by Andre Benz on Unsplash
Photo by Andre Benz on Unsplash

「シニア割」は大抵どんな施設にもあるんですが、「若者割」には聞き覚えがありませんよね。

そんななかで、有名なのが星野リゾートによる「星のや界」の若者割「界タビ20s」の事例です。

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本日より界タビ20sがスタートしました㊗️🙌 * 界タビ20s特典の1つ、20代の方に向けたオリジナルお土産🎁 各地域の職人・作家さんとコラボレーションし 、20代の方向けにつくりました✨ 「その土地ならではの文化」に触れて欲しいとの想いが込められています😊🌸 * 本日より、界の全施設ショップにて販売しています♨️ 職人・作家さんからのメッセージカードもありますので、ぜひお立ち寄りくださいませ🎵 * #界タビ20s #kaitabi20s #本日 #5月7日スタート #星野リゾート界 #星野リゾート #界 #kai #20代向けの #ご当地 #オリジナルお土産

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20代限定で、平日の宿泊ならば、約50%割引の一泊¥19,000で宿泊できるというものです。星野リゾートの社長自身が、「修学旅行以来、旅行をしていない」という若者に出会い、温泉文化を若者に広める必要性を感じたことから、スタートしたキャンペーンです。

ビジネス的には、高級旅館20代の若者が、30代、40代となって、子連れや親連れで「思い出のあの場所にもう一度行きたい」と再来してくれれば・・・という狙いがあるのでしょう。

10年後、20年後を見据えて、シニア割だけでなく若者割もぜひ取り入れてはいかがでしょうか?

ぜひお願いします!

Googleマップマイビジネスに登録する

Google検索結果の例
Google検索結果の例

Googleマップマイビジネスとは、Googleマップ上の情報を管理するためのツールで、適切に設定を行うと、Google検索結果上で自社情報を目立たせることが出来ます。

検索結果に掲載されるかどうかは、Googleの公表しているドキュメントによると、

  • 関連度
  • 地理的な近さ
  • 知名度(口コミの良さ含む)

で決まるとされています。

関連度というのは、例えば施設名や説明文に、ユーザーが検索するであろう用語「レストラン」「カップル」「安い」「おしゃれ」など入れると上位表示されやすい...といったことです。

クチコミ数とスコアも検索順位に影響を与えるので、

  • リアル店舗がある場合は口コミを呼びかけるQRコードつきのチラシなどを置いておく
  • オンラインストアなどでは商品到着後、口コミをお願いするメールを自動送信できるようにする

のもオススメです。

ちなみに、「GoogleMapへの口コミ投稿で◯◯プレゼント!」とインセンティブを用意する行為は、GoogleMapの規約違反なので気をつけましょう!

レビューキャンペーン

「レビューを書いてくれれば、送料無料」というキャンペーンをする店舗やオンラインストアを近年見かけることも増えましたね。

オンラインストアがなくても、TwitterやInstagramなどのSNS上で「レビューを投稿してくれる人に商品を抽選でプレゼント!」というキャンペーンを行うのも効果的です。

https://twitter.com/healthy_hope__/status/1140255936700768261

有料広告

上記の施策は無料で行えるものでした。

ここからは、20代・30代にアプローチする上で特にオススメな有料広告をご紹介をします。

Google検索広告

ads.google.com より
ads.google.com より

Googleで「特定のキーワードを調べているユーザーにだけ、自分の広告を表示することが出来るのが特徴です。

Googleは、ユーザーがどんな検索をしているかを記録して、性別や年代、収入や関心を分析しています。そのため、「”ふるさと納税”というキーワードで調べている、収入上位10%の30代女性のユーザーにだけ、広告を見せよう」といった、ユーザー属性に応じた広告の出し分けができます。

様々なセグメントごとの出し分けができる分、広告出稿先としてはやや設定が難しい部類ですので、ある程度の額の大きい出稿の場合は、プロに任せるのが良いでしょう。月間30万以下の広告料の場合は、運用代行手数料5~10万程度でやってくれる業者が多いです。

とはいえ、「ユーザーに刺さる観点を掘り出し、文章やバナーに落とし込む能力」「データから運用を改善してゆく能力」は非常に奥深く、実力は業者によってまちまちですので、安易に手数料の安さで選ばないようにしましょう。

Youtube広告

Youtubeの利用率は20代で94%、30代で87%と、LINEと並んで、日本の若者に最も利用されるWebサービスの一つです。[^4]

日本の 20~34 歳のインターネット ユーザーのうち、男性は 40%、女性は 30% を超える人が 1 日に 1 時間以上 YouTube を利用しています。 [^3]

動画広告は、関心のない人にも、一定の時間を使ってもらい、競合との品質の差や操作性を丁寧に説明し、訴求したいという場合にオススメの手段です。

平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要 より
平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要 より

YoutubeはGoogleが運営しているので、Youtube広告はGoogle広告の管理画面から出稿することができます。

Google広告と同様、年齢や性別、居住地、子どもの有無といったデモグラフィックデータから、ターゲットの関心別に出稿の有無を切り替えることが出来ます。

Instagram広告

@tabitabi_official の広告例
@tabitabi_official の広告例

流行に敏感な若年層にリーチしたいなら、おすすめなのがInstagramへの広告出稿です。Instagramは現在、Facebook社により運営されており、Instagram広告はFacebookの広告プラットフォームから出稿することができます。

年齢や性別といったベーシックな属性のほか、使用しているアプリ、よくクリックしている広告、フォローしているアカウントなど、趣味や関心を基にリーチできるのが特徴です。

最後に

以上、20代・30代の若者集客方法というテーマでキャンペーンやツールを紹介させていただきました。

長々とお付き合いくださり有難うございました。

Cantas株式会社では、ブランドデザインからWeb制作・Webマーケティングまで一貫したサポートを行っております。

お気軽にご相談ください!

[^1]:「20 代の金銭感覚についての意識調査 2018 」http://www.smbc-cf.com/news/datas/chousa_181204.pdf [^2]:http://blog-at.line.me

[^3]:出典: YouTube ユーザーに関する調査(Google が Nielsen に委託)

[^4]:出典:平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要 より

本作品はクリエイティブ・コモンズ 表示-非営利-改変禁止 4.0 国際ライセンスOpen in a new tabの下に提供されています。

Shiho Kambara

Marketing Engineer, Cantas

CantasにてデジタルエンジニアリングからWebマーケティングまでを広く担当。東京大学在学中に経済産業省による未踏IT人材発掘・育成事業にてスーパークリエータ認定を受ける。フリーランスのマーケター兼エンジニアとして、複数メディア・サービスの立ち上げに従事。東京大学 大学院工学系研究科 技術経営戦略学 修士所属。

お仕事のご依頼はCantasまでご連絡ください🙏

Shiho Kambara